2007年 12月 20日
リビング名人会 立川談志独演会 |
もちろん今年も行ってきました。
何を演ってくれるんだろうなぁとわくわくしながら。
でね。
今年は芝濱でした。
やっぱりこの会は芝濱がいい。
新しい年を迎えるにあたって、自分にとって何が大切なのかを再確認できる話だから。
しかも今年はこれまでのものとは全く違う芝濱でした。
音楽でいったら、アレンジを大幅に変えたような感じ。
いつもの、あのかわいらしいおかみさんではなく、もっと等身大の、苦悩し気持ちの揺れるおかみさんでした。
芝濱を聞くと、いつもこのおかみさんに感動してしまうのです。
亭主が仕事に行かないで家でお酒ばっかり飲んでいても、ぎりぎりのところまで文句を言わないで我慢していて、今日こそ言わなくちゃというというところから話が始まるわけですが、気持ちよく仕事に出てもらうために、板台を水に浸し、包丁を研ぎ、新しいわらじを用意しておくんですよね。
これ、出来ますか?
私には無理。
くどくど嫌みばっかり言って、相手の気持ちをどんどん萎えさせてしまう。
愛情が憎悪に変わるシチュエーション。
わかってるけど、やっちゃうんです。
これまでのおかみさんは、かわいいけれどしっかり者の良くできた女房という感じだったのですが、今回のおかみさんは、もっと心の底から何とかしなきゃと悩んでいる感じがしました。
この状況を何とかしなければという必死さが伝わって来ました。
旦那さんに”夢”の説明をするシーンでも、必死さ故に言葉が粗くなってしまう感じとか、すごくリアルなんですよね。
その言葉を発する時の気持ちを考えたら、もう泣けてしまって。
本当のことはもっと前に言えたはずなのに、大晦日の夜まで言えないでいるというのもね。
だって夢みたいに幸せな状況なんだもの。
壊したくないんだよね。
くどく書きましたが、要はものすごく感動したわけです。
こんな芝濱は初めてでした。
いつものかわいいおかみさんじゃない~と残念がる向きもあるようですが、私には最高でした。
落語が好きで、家元と出会えてほんとうによかったと、夜空を見上げながらしみじみ思ったのでありました。
何を演ってくれるんだろうなぁとわくわくしながら。
でね。
今年は芝濱でした。
やっぱりこの会は芝濱がいい。
新しい年を迎えるにあたって、自分にとって何が大切なのかを再確認できる話だから。
しかも今年はこれまでのものとは全く違う芝濱でした。
音楽でいったら、アレンジを大幅に変えたような感じ。
いつもの、あのかわいらしいおかみさんではなく、もっと等身大の、苦悩し気持ちの揺れるおかみさんでした。
芝濱を聞くと、いつもこのおかみさんに感動してしまうのです。
亭主が仕事に行かないで家でお酒ばっかり飲んでいても、ぎりぎりのところまで文句を言わないで我慢していて、今日こそ言わなくちゃというというところから話が始まるわけですが、気持ちよく仕事に出てもらうために、板台を水に浸し、包丁を研ぎ、新しいわらじを用意しておくんですよね。
これ、出来ますか?
私には無理。
くどくど嫌みばっかり言って、相手の気持ちをどんどん萎えさせてしまう。
愛情が憎悪に変わるシチュエーション。
わかってるけど、やっちゃうんです。
これまでのおかみさんは、かわいいけれどしっかり者の良くできた女房という感じだったのですが、今回のおかみさんは、もっと心の底から何とかしなきゃと悩んでいる感じがしました。
この状況を何とかしなければという必死さが伝わって来ました。
旦那さんに”夢”の説明をするシーンでも、必死さ故に言葉が粗くなってしまう感じとか、すごくリアルなんですよね。
その言葉を発する時の気持ちを考えたら、もう泣けてしまって。
本当のことはもっと前に言えたはずなのに、大晦日の夜まで言えないでいるというのもね。
だって夢みたいに幸せな状況なんだもの。
壊したくないんだよね。
くどく書きましたが、要はものすごく感動したわけです。
こんな芝濱は初めてでした。
いつものかわいいおかみさんじゃない~と残念がる向きもあるようですが、私には最高でした。
落語が好きで、家元と出会えてほんとうによかったと、夜空を見上げながらしみじみ思ったのでありました。
by naocco8
| 2007-12-20 20:08
| 落語