2007年 01月 12日
イカとクジラ |
新年早々、難しい映画を観てしまいました。
映画の内容が難しいのではなくて、感想を書くのが難しいんです。
映画が始まってしばらくすると、ああこの映画とは相性がいいなと思うこと、ありますよね。
逆に、合わないなぁと思うこともあるわけで。
この映画、私にとっては後者だったんです。
つまらないわけではないんです。
家族問題を扱った映画はいろいろあるけれど、これは新しいなと思いました。
自分のことで頭一杯な親たちを憎み、愛し、認識することで、大人へ階段を一歩上る子供たち。
ただね、人物の描き方がすごくシビアで、見ていて痛いんです。
自分が大嫌いな表情で写っている写真を見せられているみたいで。
良く言えば味わい深い人物描写というところなんだろうけど。
おもしろいなと思ったのは、この家族、ペットに名前を付けません。
猫はキャット、亀はタートルと呼んでいます。
インテリ家族は、もちろん、ペットをちゃん付けで呼んだりしません。
それから、インテリを自負する父親がこき下ろす登場人物が、ものすごくまともなんですね。
テニスのコーチしかり、学校の職員しかり、セラピストの先生しかり。
この対比は、なんとも興味深いものがありました。
馴染めなかったのは時代設定。
80年代は、懐かしむには新しすぎるし、現代性を求めるにはいささか古い。
この微妙な設定がなぜ必要だったのか、私にはいまひとつわかりませんでした。
絶賛する人の気持ちもわかるんだけど・・・相性の問題なんだと思います。
映画の内容が難しいのではなくて、感想を書くのが難しいんです。
映画が始まってしばらくすると、ああこの映画とは相性がいいなと思うこと、ありますよね。
逆に、合わないなぁと思うこともあるわけで。
この映画、私にとっては後者だったんです。
つまらないわけではないんです。
家族問題を扱った映画はいろいろあるけれど、これは新しいなと思いました。
自分のことで頭一杯な親たちを憎み、愛し、認識することで、大人へ階段を一歩上る子供たち。
ただね、人物の描き方がすごくシビアで、見ていて痛いんです。
自分が大嫌いな表情で写っている写真を見せられているみたいで。
良く言えば味わい深い人物描写というところなんだろうけど。
おもしろいなと思ったのは、この家族、ペットに名前を付けません。
猫はキャット、亀はタートルと呼んでいます。
インテリ家族は、もちろん、ペットをちゃん付けで呼んだりしません。
それから、インテリを自負する父親がこき下ろす登場人物が、ものすごくまともなんですね。
テニスのコーチしかり、学校の職員しかり、セラピストの先生しかり。
この対比は、なんとも興味深いものがありました。
馴染めなかったのは時代設定。
80年代は、懐かしむには新しすぎるし、現代性を求めるにはいささか古い。
この微妙な設定がなぜ必要だったのか、私にはいまひとつわかりませんでした。
絶賛する人の気持ちもわかるんだけど・・・相性の問題なんだと思います。
by naocco8
| 2007-01-12 01:10
| Movie