2011年 01月 29日
ツリーハウス |
これまた角田光代氏の本です。
読み応えありましたねぇ。
ある一家の、三世代にわたる物語です。
現代から始まって、一気に第二次世界大戦中の大連にさかのぼり、そこから現代にむかって話が進んでいきます。
特別ではない、ごくごく普通の家族の歴史です。
そのね、普通の家族、というところがすごいのです。
ひとりひとり、ほんとうに偉かったりしないわけです。
でも必死で生きている。
時に愚かな選択をし、時に過ちをおかし、喜んだり悲しんだりしながら懸命に生きていく姿に、深く胸を打たれました。
こんなに感動するのは、普通の人を描くときの作者の目が温かいからなんだろうなぁと思います。
冷静だなぁと思うし、きついなぁと思う描写だってもあるけれど、読み終わって残るのは、人という存在のいとおしさなんです。
角田光代、おそるべし。
次から次へと新刊が出て追うのはたいへんなんだけど、ついていきたい作家の一人です。
読み応えありましたねぇ。
ある一家の、三世代にわたる物語です。
現代から始まって、一気に第二次世界大戦中の大連にさかのぼり、そこから現代にむかって話が進んでいきます。
特別ではない、ごくごく普通の家族の歴史です。
そのね、普通の家族、というところがすごいのです。
ひとりひとり、ほんとうに偉かったりしないわけです。
でも必死で生きている。
時に愚かな選択をし、時に過ちをおかし、喜んだり悲しんだりしながら懸命に生きていく姿に、深く胸を打たれました。
こんなに感動するのは、普通の人を描くときの作者の目が温かいからなんだろうなぁと思います。
冷静だなぁと思うし、きついなぁと思う描写だってもあるけれど、読み終わって残るのは、人という存在のいとおしさなんです。
角田光代、おそるべし。
次から次へと新刊が出て追うのはたいへんなんだけど、ついていきたい作家の一人です。
by naocco8
| 2011-01-29 22:31
| Book