2008年 02月 14日
ラスト、コーション |
なにしろトニー・レオンのファンなもので。
『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督の作品です。
なので、何気ない景色、ちょっとした日常のシーンがすごく印象的です。
そして、人というものをとても冷静に描いてみせますよね。
オブラートに包まない。
そこがね、合う合わないがあるんだろうけれど。
ちょっとストーリーに言及しますね。
この映画の感想などを読んでいると、関係を重ねるうちに情が芽生え・・・とよく書かれていますけど、私はそうじゃないと思うな。
ワンが最初にイーと会った時の印象を仲間に聞かれ、「思っていたのと違ったわ」と答えてましたよね。
人を好きになる時の要素として、意外性というのはかなり大きいと思うんです。
この時点で、ワンはどこかイーに惹かれていたんだと思うんですが、どうでしょうか。
上質なスーツで身を固めたイーは、一見温厚な紳士なんだけれど抑圧された暴力性をしっかり感じさせて、そこらへんがさすがトニー・レオンだなぁと思いました。
ワンを演じるタン・ウェイは、幼さの残る頬、なで肩柳腰で、アジアの女性ならではの美しさ。
たいへんな役だったと思いますが、すばらしかったです。
ええとね。
過激なシーンのことで取りざたされてしまっていますが、それはあまりに残念なことだと思いました。
お互いの痛みを吐き出し合っているかのような行為を見て感じるのは、二人の抱える悲しみとつらさ。
おもしろがるようなものでは全くありません。
見終わってから、登場人物1人1人の人生について、ついつい考えてしまいます。
そして最後には、イーも含めて誰も残らない。
愚かで悲しい物語です。
『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督の作品です。
なので、何気ない景色、ちょっとした日常のシーンがすごく印象的です。
そして、人というものをとても冷静に描いてみせますよね。
オブラートに包まない。
そこがね、合う合わないがあるんだろうけれど。
ちょっとストーリーに言及しますね。
この映画の感想などを読んでいると、関係を重ねるうちに情が芽生え・・・とよく書かれていますけど、私はそうじゃないと思うな。
ワンが最初にイーと会った時の印象を仲間に聞かれ、「思っていたのと違ったわ」と答えてましたよね。
人を好きになる時の要素として、意外性というのはかなり大きいと思うんです。
この時点で、ワンはどこかイーに惹かれていたんだと思うんですが、どうでしょうか。
上質なスーツで身を固めたイーは、一見温厚な紳士なんだけれど抑圧された暴力性をしっかり感じさせて、そこらへんがさすがトニー・レオンだなぁと思いました。
ワンを演じるタン・ウェイは、幼さの残る頬、なで肩柳腰で、アジアの女性ならではの美しさ。
たいへんな役だったと思いますが、すばらしかったです。
ええとね。
過激なシーンのことで取りざたされてしまっていますが、それはあまりに残念なことだと思いました。
お互いの痛みを吐き出し合っているかのような行為を見て感じるのは、二人の抱える悲しみとつらさ。
おもしろがるようなものでは全くありません。
見終わってから、登場人物1人1人の人生について、ついつい考えてしまいます。
そして最後には、イーも含めて誰も残らない。
愚かで悲しい物語です。
by naocco8
| 2008-02-14 23:57
| Movie