2007年 12月 01日
タロットカード殺人事件 |
ウディ・アレン監督の新作です。
殺人事件とはいっても、ミステリーではありませんよ。
原題はSCOOPだし。
あくまでコメディです。
極上のコメディです。
主人公は前作『マッチポイント』に続き、スカーレット・ヨハンセン。
彼女がすばらしいんです。
屈託のない、思い立ったら考える前に行動してしまうアメリカ人の女の子を楽しそうに演じています。
観ているこちら側にも彼女の楽しさがストレートに伝わってきて、どんどん楽しくなってくるんです。
彼女のコメディエンヌぶりだけでも、この映画を観る価値はあると思います。
そして、ウディ・アレン。
今回は自ら出演し、あの”あわあわ”しゃべりを存分に聞かせてくれます。
このしゃべりを全部理解できていたらもっと映画を楽しめるんだろうなぁと、字幕頼りの自分がちょっと残念ではあります。
それでも、「昔はジュー(ユダヤ人)だったけど今はナルシストです」なんていうセリフが出てくると、もう嬉しくて。
アメリカ人のヨーロッパ貴族に対する憧れと、”スカしやがってナンボのもんじゃい”みたいな思いが伝わってきます。
反対に、イギリス貴族の異邦人に対する、丁寧に扱うけれど決して受け入れない感じもしっかり出てきて、しかもそれが面白可笑しく描かれているところが、アレン監督ならではというところではないでしょうか。
ほんと楽しめます。
上質な映画でした。
殺人事件とはいっても、ミステリーではありませんよ。
原題はSCOOPだし。
あくまでコメディです。
極上のコメディです。
主人公は前作『マッチポイント』に続き、スカーレット・ヨハンセン。
彼女がすばらしいんです。
屈託のない、思い立ったら考える前に行動してしまうアメリカ人の女の子を楽しそうに演じています。
観ているこちら側にも彼女の楽しさがストレートに伝わってきて、どんどん楽しくなってくるんです。
彼女のコメディエンヌぶりだけでも、この映画を観る価値はあると思います。
そして、ウディ・アレン。
今回は自ら出演し、あの”あわあわ”しゃべりを存分に聞かせてくれます。
このしゃべりを全部理解できていたらもっと映画を楽しめるんだろうなぁと、字幕頼りの自分がちょっと残念ではあります。
それでも、「昔はジュー(ユダヤ人)だったけど今はナルシストです」なんていうセリフが出てくると、もう嬉しくて。
アメリカ人のヨーロッパ貴族に対する憧れと、”スカしやがってナンボのもんじゃい”みたいな思いが伝わってきます。
反対に、イギリス貴族の異邦人に対する、丁寧に扱うけれど決して受け入れない感じもしっかり出てきて、しかもそれが面白可笑しく描かれているところが、アレン監督ならではというところではないでしょうか。
ほんと楽しめます。
上質な映画でした。
by naocco8
| 2007-12-01 00:11
| Movie