2007年 08月 26日
酔いどれ詩人になるまえに |
いわゆる破滅型人間なのかなと思っていたら、違ってました。
絶望感とか、悲壮感ってものが、あんまりないんですね。
基本的に”なんとかなるさ”と思っている。
それも、絶望を極めた先の楽観ではなくて、あっけらかんとしているわけです。
酒と女におぼれるというと、じめっと辛く苦しい印象があるでしょ。
ところが主人公チナスキーは、お金がなくてシケモク集めてても、やっとありついた仕事をクビになっても、全然へっちゃらというか、その状況を楽しんでみせるというか。
これは、演じているのがマット・ディロンであることも寄与しているかもしれませんね。
だって、何やっててもチャーミングなんだもの。
この役のために体重を増やしてヒゲを蓄え、さえない服を身につけ、吹き出してしまいそうな情けない姿まで披露してくれますが、決して汚らしくならないというか、うーん、やっぱりハンサムさんだなぁ。
また、全編にちりばめられるユーモアも、ブラックやシニカルなものではなくて、ストレートでほのぼのしているんです。
この監督も、基本的に人に対して温かい目を持っているんでしょうね。
しかしお酒が飲めて、なおかつ飲める体質の人っていうのは、たいへんだぁ。
だって、どこかで自制が必要になるし、それを無視すればお酒に飲まれる結果になるわけで。
アルコール分解酵素の少ない私は、お酒の楽しみっていうのは知らないけれど、お酒で苦しむこともなくて助かってるのかもなぁ、などと思ったり。
で、チナスキーは、アルコールに溺れるより深く書くことに溺れている。
書かなくちゃいけないんじゃなくて、書かずにはいられない。
中毒症状です。
才能ある人ならではの苦しみだけれど、この苦しみは選ばれた人のみに与えられたものなわけですもの。
うらやましいっす。
チナスキーが関わる二人の女性がいずれもとても魅力的で、そこもよかったな。
それからね。
「なんとかなる。」というセリフが何回か出てくるんだけれど、これ、英語で何って言ってますかね。
私には「You're managed」と聞こえたんだけれど、これが正解なら、それは神が見守っている、といった感じなのかなぁ。
ちなみに、チナスキーのモデルとなったブコウスキーの墓碑には、”Don't Try”と書かれているそうです。
含蓄ある言葉ですね。
さあ、あなたならどう訳す?!
絶望感とか、悲壮感ってものが、あんまりないんですね。
基本的に”なんとかなるさ”と思っている。
それも、絶望を極めた先の楽観ではなくて、あっけらかんとしているわけです。
酒と女におぼれるというと、じめっと辛く苦しい印象があるでしょ。
ところが主人公チナスキーは、お金がなくてシケモク集めてても、やっとありついた仕事をクビになっても、全然へっちゃらというか、その状況を楽しんでみせるというか。
これは、演じているのがマット・ディロンであることも寄与しているかもしれませんね。
だって、何やっててもチャーミングなんだもの。
この役のために体重を増やしてヒゲを蓄え、さえない服を身につけ、吹き出してしまいそうな情けない姿まで披露してくれますが、決して汚らしくならないというか、うーん、やっぱりハンサムさんだなぁ。
また、全編にちりばめられるユーモアも、ブラックやシニカルなものではなくて、ストレートでほのぼのしているんです。
この監督も、基本的に人に対して温かい目を持っているんでしょうね。
しかしお酒が飲めて、なおかつ飲める体質の人っていうのは、たいへんだぁ。
だって、どこかで自制が必要になるし、それを無視すればお酒に飲まれる結果になるわけで。
アルコール分解酵素の少ない私は、お酒の楽しみっていうのは知らないけれど、お酒で苦しむこともなくて助かってるのかもなぁ、などと思ったり。
で、チナスキーは、アルコールに溺れるより深く書くことに溺れている。
書かなくちゃいけないんじゃなくて、書かずにはいられない。
中毒症状です。
才能ある人ならではの苦しみだけれど、この苦しみは選ばれた人のみに与えられたものなわけですもの。
うらやましいっす。
チナスキーが関わる二人の女性がいずれもとても魅力的で、そこもよかったな。
それからね。
「なんとかなる。」というセリフが何回か出てくるんだけれど、これ、英語で何って言ってますかね。
私には「You're managed」と聞こえたんだけれど、これが正解なら、それは神が見守っている、といった感じなのかなぁ。
ちなみに、チナスキーのモデルとなったブコウスキーの墓碑には、”Don't Try”と書かれているそうです。
含蓄ある言葉ですね。
さあ、あなたならどう訳す?!
by naocco8
| 2007-08-26 00:11
| Movie