2006年 11月 03日
父親たちの星条旗 |
見ました。
これまたすごい映画でした。
実を言うと、これまで戦争映画ってあまり見てこなかったんです。
できれば避けて通りたいジャンルといいますか。
そんな私が今回は見に行った訳は、クリンスト・イーストウッド監督作品だから。
『ミスティック・リバー』と『ミリオンダラー・ベイビー』は、いずれも忘れられない映画です。
それでも、見たくないものを見てしまうんだろうなぁとおそるおそるではありました。
そしてもちろん、見たくないものは出てくるわけです。
でも私の想像とは全く次元の違うものでした。
色をぎりぎりまで抑えたスクリーンに映しだされる戦闘シーンは衝撃的なものではありますが、映像そのものの残酷さよりも、人の命があまりに軽く扱われていく様が、私の中の戦争のイメージよりもずっと酷いものであることを思い知らされました。
映像を見ることで初めて感じることができることが、確かにあるんですよね。
映画は、戦争のことを全く語らなかった父親の戦争を息子が辿っていく場面と、戦争当時の場面とが交互に展開していきます。
さらにたくさんの出来事が詰め込まれているため、途中で誰がどうしたか、よくわからなくなることがありました。
おそらく、もっと整然と解りやすく編集することは可能なんだと思います。
でも、この見終わった後に残るざらざら感が、実はとても大切なのではないかとも思いました。
エンドロールでは、当時の本物の報道写真が映しだされます。
事実に基づいた映画なんだと知ってはいたものの、無意識のところで”映画は作り物”と認識していたことに気づかされました。
監督の、亡くなった方々に対する敬意でもあり、「これは本当にあったことなんだよ」との語りかけのようにも感じました。
イーストウッド監督はとことん弱者に寄り添った映画を作りますよね。
他の監督では絶対に作ることのできない映画だと思います。
これまたすごい映画でした。
実を言うと、これまで戦争映画ってあまり見てこなかったんです。
できれば避けて通りたいジャンルといいますか。
そんな私が今回は見に行った訳は、クリンスト・イーストウッド監督作品だから。
『ミスティック・リバー』と『ミリオンダラー・ベイビー』は、いずれも忘れられない映画です。
それでも、見たくないものを見てしまうんだろうなぁとおそるおそるではありました。
そしてもちろん、見たくないものは出てくるわけです。
でも私の想像とは全く次元の違うものでした。
色をぎりぎりまで抑えたスクリーンに映しだされる戦闘シーンは衝撃的なものではありますが、映像そのものの残酷さよりも、人の命があまりに軽く扱われていく様が、私の中の戦争のイメージよりもずっと酷いものであることを思い知らされました。
映像を見ることで初めて感じることができることが、確かにあるんですよね。
映画は、戦争のことを全く語らなかった父親の戦争を息子が辿っていく場面と、戦争当時の場面とが交互に展開していきます。
さらにたくさんの出来事が詰め込まれているため、途中で誰がどうしたか、よくわからなくなることがありました。
おそらく、もっと整然と解りやすく編集することは可能なんだと思います。
でも、この見終わった後に残るざらざら感が、実はとても大切なのではないかとも思いました。
エンドロールでは、当時の本物の報道写真が映しだされます。
事実に基づいた映画なんだと知ってはいたものの、無意識のところで”映画は作り物”と認識していたことに気づかされました。
監督の、亡くなった方々に対する敬意でもあり、「これは本当にあったことなんだよ」との語りかけのようにも感じました。
イーストウッド監督はとことん弱者に寄り添った映画を作りますよね。
他の監督では絶対に作ることのできない映画だと思います。
by naocco8
| 2006-11-03 14:30
| Movie