2006年 09月 15日
ミスター・ヴァーティゴ |
ミスター・ヴァーティゴ
ポール オースター Paul Auster 柴田 元幸 / 新潮社
ここ何年か、好きな作家の本ばかり何度も繰り返し読んできましたが、角田さんの本と出会ったところから、久しぶりにいろいろな作家の本を読んでいます。
これまでポール・オースターは、いわゆるニューヨーク三部作しか読んだことがありませんでした。
この三部作、大好きなのですが、読んでいると独特な世界に引っ張り込まれて、そこから抜け出せなくなりそうな恐怖感(快感ともいう)があって、なかなか他の作品に手が出ませんでした。
で、今回おそるおそる手を出したのが、この『ミスター・ヴァーティゴ』。
読み出したら止まらない、ジェットコースター小説でした。
空を飛ぶ少年の話、というと、夢があって素敵・・・と思いますよね。
でもそこはポール・オースター。
侮っちゃいけません。
夢と現実、善と悪、喜びと悲しみ、天国と地獄、生と死。
相反する要素のどちらに荷担するでもなく、主人公ウォルトの人生が鮮やかに展開していきます。
ストーリー展開が力強いんですよ。
読みながら、それこそめまい(ヴァーティゴ)を感じるほどに。
印象的なシーンがたくさんあって、長編映画を見たような気分になりました。
読んでみようかと思われている方、体力、気力の充実している時にお読みくださいね。
ポール オースター Paul Auster 柴田 元幸 / 新潮社
ここ何年か、好きな作家の本ばかり何度も繰り返し読んできましたが、角田さんの本と出会ったところから、久しぶりにいろいろな作家の本を読んでいます。
これまでポール・オースターは、いわゆるニューヨーク三部作しか読んだことがありませんでした。
この三部作、大好きなのですが、読んでいると独特な世界に引っ張り込まれて、そこから抜け出せなくなりそうな恐怖感(快感ともいう)があって、なかなか他の作品に手が出ませんでした。
で、今回おそるおそる手を出したのが、この『ミスター・ヴァーティゴ』。
読み出したら止まらない、ジェットコースター小説でした。
空を飛ぶ少年の話、というと、夢があって素敵・・・と思いますよね。
でもそこはポール・オースター。
侮っちゃいけません。
夢と現実、善と悪、喜びと悲しみ、天国と地獄、生と死。
相反する要素のどちらに荷担するでもなく、主人公ウォルトの人生が鮮やかに展開していきます。
ストーリー展開が力強いんですよ。
読みながら、それこそめまい(ヴァーティゴ)を感じるほどに。
印象的なシーンがたくさんあって、長編映画を見たような気分になりました。
読んでみようかと思われている方、体力、気力の充実している時にお読みくださいね。
by naocco8
| 2006-09-15 22:32
| Book