2006年 02月 27日
ウォーク・ザ・ライン |
ネタバレありますよー。
無名時代に苦楽を共にした妻と別れ、少年時代からあこがれていたスターと結婚。
これだけ聞くとなんて話だろうと思ってしまいがちですが、そこに至るにはやはりそれなりの理由と苦悩があるわけで。
映画の予告編を見た限りでは恋愛映画だと思っていたのですが、実際は一筋縄ではいかない映画でした。
父と息子、母と息子、兄と弟、妻と夫、スターとファン、既婚者の恋、そしてドラッグ。
いろいろな要素がしっかりと絡み合い、なかなか観ている者に「うんうん、そーなんだよ」とうなずかせてはくれません。
主人公のキャッシュはとにかく不器用な人で、自分自身を愛したり、コントロールすることが難しい。
映画はその人格形成の理由からきっちり追っていきます。
かといって伝記のように事実を逐一描くのではなく、重要なポイントを押さえながらスムーズに話を進めていきます。
このポイントの押さえ方が絶妙だと思いました。
主演のホアキン・フェニックスとメアリー・ウェザスプーンはどちらも熱演ですばらしかった。
歌もすべてご本人が歌っているそうですが、これがなかなか聞かせてくれます。
アカデミー賞主演賞ノミネートも納得しました。
ほんとは軽い映画を観たかったのですが、その意味では裏切られました。
いろいろ考えさせられます。
結婚しているのに好きな人ができる場合、それは結婚相手を嫌いになるわけではなく、家庭を軽んじるわけでもなく、自分でも思いもよらない力で、思いもよらない方向に気持ちの矢印が伸びていってしまうんじゃないかな。
最初の結婚でずっと幸せに暮らせればそれに越したことはないのかもしれないけれど、人の心はそんな計画通りにはなかなか・・・ね。
どうしようもない、っていうことだってあるんだものね。
この映画の場合、キャッシュの心の隙間を埋められるのは後から出会った彼女だったわけですよね。
映画のモデルとなったお二人はその後亡くなるまで一緒だったそうで、それはやはり運命というものだったのでしょう。
無名時代に苦楽を共にした妻と別れ、少年時代からあこがれていたスターと結婚。
これだけ聞くとなんて話だろうと思ってしまいがちですが、そこに至るにはやはりそれなりの理由と苦悩があるわけで。
映画の予告編を見た限りでは恋愛映画だと思っていたのですが、実際は一筋縄ではいかない映画でした。
父と息子、母と息子、兄と弟、妻と夫、スターとファン、既婚者の恋、そしてドラッグ。
いろいろな要素がしっかりと絡み合い、なかなか観ている者に「うんうん、そーなんだよ」とうなずかせてはくれません。
主人公のキャッシュはとにかく不器用な人で、自分自身を愛したり、コントロールすることが難しい。
映画はその人格形成の理由からきっちり追っていきます。
かといって伝記のように事実を逐一描くのではなく、重要なポイントを押さえながらスムーズに話を進めていきます。
このポイントの押さえ方が絶妙だと思いました。
主演のホアキン・フェニックスとメアリー・ウェザスプーンはどちらも熱演ですばらしかった。
歌もすべてご本人が歌っているそうですが、これがなかなか聞かせてくれます。
アカデミー賞主演賞ノミネートも納得しました。
ほんとは軽い映画を観たかったのですが、その意味では裏切られました。
いろいろ考えさせられます。
結婚しているのに好きな人ができる場合、それは結婚相手を嫌いになるわけではなく、家庭を軽んじるわけでもなく、自分でも思いもよらない力で、思いもよらない方向に気持ちの矢印が伸びていってしまうんじゃないかな。
最初の結婚でずっと幸せに暮らせればそれに越したことはないのかもしれないけれど、人の心はそんな計画通りにはなかなか・・・ね。
どうしようもない、っていうことだってあるんだものね。
この映画の場合、キャッシュの心の隙間を埋められるのは後から出会った彼女だったわけですよね。
映画のモデルとなったお二人はその後亡くなるまで一緒だったそうで、それはやはり運命というものだったのでしょう。
by naocco8
| 2006-02-27 00:26
| Movie