2006年 02月 17日
ミュンヘン |
ネタバレあります。
実はかなり前に見ていたのですが、なかなか感想がまとまらなくて・・・
国って何なのでしょうね。
個人が幸せに生を全うするだけではいけないんでしょうか。
私には国に対する意識というものがどうしても理解できないのです。
土地を奪ったり奪われたりする苦しみ、悲しみを共有することができない。
ミュンヘン・オリンピックで起きたテロに対する報復チームに選ばれたのが、特殊な訓練を受けた特別な人ではなく、ほぼ一般人に近い人であることに衝撃を受けました。
突然呼び出されて任務を引き受けるかどうかの選択を迫られた時に、あなただったらどうしますか。
主人公は出産間近の奥さんがありながら、国に対する忠誠心から任務を引き受けます。
手にしたことのない銃を使って、簡単に人を殺せるわけがない。
殺し慣れていない人間による殺人の恐怖が、この映画ではきちんと表現されています。
発端となったミュンヘンでのテロの犯人たちも、人質を殺す時には恐怖の表情を浮かべています。
殺す側も殺される側も恐怖におののいているのです。
そんなことがどうして行われなければならないのか。
エンドロールに映るツインタワーを見ながら、1月に観たランド・オブ・プレンティで語られたセリフが頭の中に浮かびました。
「911の犠牲者に聞いてみたい。ほんとうに報復を望んでいるかどうかを。」
密度の高い映画でした。
いわゆる有名スターが出演しているわけではないのに、最初から最後まで画面に釘付けとなっていました。
”スピルバーグ監督作品”に対する私のイメージは見事に崩れてしまいました。
実はかなり前に見ていたのですが、なかなか感想がまとまらなくて・・・
国って何なのでしょうね。
個人が幸せに生を全うするだけではいけないんでしょうか。
私には国に対する意識というものがどうしても理解できないのです。
土地を奪ったり奪われたりする苦しみ、悲しみを共有することができない。
ミュンヘン・オリンピックで起きたテロに対する報復チームに選ばれたのが、特殊な訓練を受けた特別な人ではなく、ほぼ一般人に近い人であることに衝撃を受けました。
突然呼び出されて任務を引き受けるかどうかの選択を迫られた時に、あなただったらどうしますか。
主人公は出産間近の奥さんがありながら、国に対する忠誠心から任務を引き受けます。
手にしたことのない銃を使って、簡単に人を殺せるわけがない。
殺し慣れていない人間による殺人の恐怖が、この映画ではきちんと表現されています。
発端となったミュンヘンでのテロの犯人たちも、人質を殺す時には恐怖の表情を浮かべています。
殺す側も殺される側も恐怖におののいているのです。
そんなことがどうして行われなければならないのか。
エンドロールに映るツインタワーを見ながら、1月に観たランド・オブ・プレンティで語られたセリフが頭の中に浮かびました。
「911の犠牲者に聞いてみたい。ほんとうに報復を望んでいるかどうかを。」
密度の高い映画でした。
いわゆる有名スターが出演しているわけではないのに、最初から最後まで画面に釘付けとなっていました。
”スピルバーグ監督作品”に対する私のイメージは見事に崩れてしまいました。
by naocco8
| 2006-02-17 00:00
| Movie