2006年 02月 02日
博士の愛した数式 |
ネタバレありますのでご注意ください。
あんまり重たいものではなく、じんわり温かい映画をみたいと思って観に行きました。
原作がとても好きだったので。
それが・・・
まず人物の背景、性格が全く違っているのです。
たとえば、家政婦さんがルートを産む経緯が、原作では好きな人と駆け落ちのように結婚して、相手に逃げられてしまったという設定なのに対し、映画では好きになってはいけない人を好きになって子供を産んだ、ということになっています。
しかもその家政婦さんを演じているのが深津絵里さんですから、もうひたすらに健気な女性となっているわけです。
何より嫌だったのは、博士と義姉の関係。
原作にない事実をくっつけたのはしかたがないとしても、原作では何があったかは読む側に委ねられているのに対し、しつこいくらいに二人の関係が強調されます。
これはひどい。
ひどすぎる。
それにやたら大自然を意識した背景や、仰々しい音楽や・・・
上質な辛口の白ワインに、砂糖や香辛料、体に良い成分なんかをごてっと混ぜ込んで、こんなに濃厚にしてみました、と言われているような。
この映画を好きな方には申し訳ないけど、私にとってはちょっと受け入れがたい映画でした。
やはり原作のある映画は難しいのかな。
原作を読んでいなければ、また違った見方ができたのかもしれませんね。
期待していただけに残念でした。
あんまり重たいものではなく、じんわり温かい映画をみたいと思って観に行きました。
原作がとても好きだったので。
それが・・・
まず人物の背景、性格が全く違っているのです。
たとえば、家政婦さんがルートを産む経緯が、原作では好きな人と駆け落ちのように結婚して、相手に逃げられてしまったという設定なのに対し、映画では好きになってはいけない人を好きになって子供を産んだ、ということになっています。
しかもその家政婦さんを演じているのが深津絵里さんですから、もうひたすらに健気な女性となっているわけです。
何より嫌だったのは、博士と義姉の関係。
原作にない事実をくっつけたのはしかたがないとしても、原作では何があったかは読む側に委ねられているのに対し、しつこいくらいに二人の関係が強調されます。
これはひどい。
ひどすぎる。
それにやたら大自然を意識した背景や、仰々しい音楽や・・・
上質な辛口の白ワインに、砂糖や香辛料、体に良い成分なんかをごてっと混ぜ込んで、こんなに濃厚にしてみました、と言われているような。
この映画を好きな方には申し訳ないけど、私にとってはちょっと受け入れがたい映画でした。
やはり原作のある映画は難しいのかな。
原作を読んでいなければ、また違った見方ができたのかもしれませんね。
期待していただけに残念でした。
by naocco8
| 2006-02-02 21:17
| Movie