2006年 01月 13日
ランド・オブ・プレンティ |
ヴィム・ヴェンダース監督がたった16日で撮ったそうですが、深い映画でした。
他の映画やテレビには決して映し出されないアメリカの一面が浮き彫りになっていました。
私には知らなかったことも多く、少なからず衝撃を受けました。
街に溢れるホームレス。
主人公のラナと共に驚きました。
東京だって同じなのですが、その数と様子が想像を超えていました。
自警団を自負するポールは、ベトナム戦争でも我々は勝ったと言い放ちます。
そう思い込まなければ生きてこられなかったのでしょう。
戦争によって負った傷は肉体的にも精神的にもあまりに大きく、30年を経ても全く癒えてはいないのですね。
主人公のラナは20才という設定ですが、自分の考えをしっかりと持っているのにそれを他人に押しつけることなく、まず相手を受け入れ、理解しようとします。
これは年齢ではなく人間としての資質なのかもしれませんね。
すばらしい人物です。
彼女に限らず、人種、立場、仕事の異なる多くの人物が登場しますが、例外なく魅力的に描かれています。
ここには、監督のアメリカという国に対する愛情が感じられました。
余談ですが、監督はトロナという場所に思い入れがあるのでしょうか。
10ミニッツ・オールダーのヴェンダース監督作品にもトロナが登場しましたよね。
確かに印象的な景色だと思いますが。
音楽もたいへん効果的に使われていたと思います。
あの砂漠のような景色と、ギターの弦を一本弾いたビヨォォーンという音は、いつもながらすごくマッチしていて、心に響きます。
エンディングの曲も・・・
巨匠による流石な映画でした。
他の映画やテレビには決して映し出されないアメリカの一面が浮き彫りになっていました。
私には知らなかったことも多く、少なからず衝撃を受けました。
街に溢れるホームレス。
主人公のラナと共に驚きました。
東京だって同じなのですが、その数と様子が想像を超えていました。
自警団を自負するポールは、ベトナム戦争でも我々は勝ったと言い放ちます。
そう思い込まなければ生きてこられなかったのでしょう。
戦争によって負った傷は肉体的にも精神的にもあまりに大きく、30年を経ても全く癒えてはいないのですね。
主人公のラナは20才という設定ですが、自分の考えをしっかりと持っているのにそれを他人に押しつけることなく、まず相手を受け入れ、理解しようとします。
これは年齢ではなく人間としての資質なのかもしれませんね。
すばらしい人物です。
彼女に限らず、人種、立場、仕事の異なる多くの人物が登場しますが、例外なく魅力的に描かれています。
ここには、監督のアメリカという国に対する愛情が感じられました。
余談ですが、監督はトロナという場所に思い入れがあるのでしょうか。
10ミニッツ・オールダーのヴェンダース監督作品にもトロナが登場しましたよね。
確かに印象的な景色だと思いますが。
音楽もたいへん効果的に使われていたと思います。
あの砂漠のような景色と、ギターの弦を一本弾いたビヨォォーンという音は、いつもながらすごくマッチしていて、心に響きます。
エンディングの曲も・・・
巨匠による流石な映画でした。
by naocco8
| 2006-01-13 01:03
| Movie