2012年 06月 09日
ファミリー・ツリー |
アレクサンダー・ペイン監督の映画は「サイドウェイ」以来。
実は「サイドウェイ」が全然受け入れられなかったのですよ。
主人公のダメさを、”かわいい”と思えなかった記憶があります。
なので今回はどうかなぁ、でも予告編が面白そうだったしなぁと、あまり期待しないで見に行きました。
でね、ん~と、悪くなかったです。
人が真剣に、深刻になればなるほど、外からはどこか滑稽に見えてしまうという悲しさ、面白さがバランス良く描かれていたと思うのです。
それはやはりジョージ・クルーニーの力が大きいなぁ、と。
やっぱり魅力的ですもん。
今回はかなり大げさな表情してたと思うけれど、それを嫌みに感じさせないところがすごい。
そしてどんな時も、どこかユーモアを感じさせるんですよね。
欠点は、いささかハンサムすぎるところなのではないかと。
娘二人もかわいかった。
あー、ハワイにはこういう感じの女の子いるよね、という”いかにも”感が、うまく作用していたように思いました。
褐色の肌、つややかな長い髪、すらっと長い手足、小さなビキニ。
父親にとっては娘、夫にとっては妻、娘たちにとっては母親である女性の突然の死をめぐって渦巻くさまざまな感情が、ドロドロすることなく、ハワイの景色とハワイアン・ミュージックに彩られて、軽やかに展開していきます。
ただね。
細かい部分では、「異議あり!」と叫びたくなる所、少なくありませんでした。
登場人物がみんな、自分の感情にあまりに素直で、その思いをそのまま行動に移してしまうのね。
一番驚いたのは、母親の死の告知を専門家とはいえ他人に委ねるところ。
自分にはできない、と思う気持ちはわかるけれど、わたしだったら他人を介在させたくはないだろうなぁ。
やっぱりペイン監督とは相性イマイチなのかもしれません。
でも、じわっとくるラストシーンはステキでした。
実は「サイドウェイ」が全然受け入れられなかったのですよ。
主人公のダメさを、”かわいい”と思えなかった記憶があります。
なので今回はどうかなぁ、でも予告編が面白そうだったしなぁと、あまり期待しないで見に行きました。
でね、ん~と、悪くなかったです。
人が真剣に、深刻になればなるほど、外からはどこか滑稽に見えてしまうという悲しさ、面白さがバランス良く描かれていたと思うのです。
それはやはりジョージ・クルーニーの力が大きいなぁ、と。
やっぱり魅力的ですもん。
今回はかなり大げさな表情してたと思うけれど、それを嫌みに感じさせないところがすごい。
そしてどんな時も、どこかユーモアを感じさせるんですよね。
欠点は、いささかハンサムすぎるところなのではないかと。
娘二人もかわいかった。
あー、ハワイにはこういう感じの女の子いるよね、という”いかにも”感が、うまく作用していたように思いました。
褐色の肌、つややかな長い髪、すらっと長い手足、小さなビキニ。
父親にとっては娘、夫にとっては妻、娘たちにとっては母親である女性の突然の死をめぐって渦巻くさまざまな感情が、ドロドロすることなく、ハワイの景色とハワイアン・ミュージックに彩られて、軽やかに展開していきます。
ただね。
細かい部分では、「異議あり!」と叫びたくなる所、少なくありませんでした。
登場人物がみんな、自分の感情にあまりに素直で、その思いをそのまま行動に移してしまうのね。
一番驚いたのは、母親の死の告知を専門家とはいえ他人に委ねるところ。
自分にはできない、と思う気持ちはわかるけれど、わたしだったら他人を介在させたくはないだろうなぁ。
やっぱりペイン監督とは相性イマイチなのかもしれません。
でも、じわっとくるラストシーンはステキでした。
by naocco8
| 2012-06-09 22:35
| Movie