2011年 05月 05日
私を離さないで |
原作もよかったけど、映画もよかった。
長い小説を基にした映画の場合、どうしたって取り上げる部分と切り捨てる部分があって、大切に思っているシーンが入ってなかったりするとがっかりしてしまいますよね。
この映画でもそういうことが全くないわけじゃないんだけれど、話の流れが自然で、映画を観ている間はあーだこーだ考えることなく、集中することができました。
それはやはり、作り手のテクニックなんだとおもいます。
それにね。
やっぱり俳優陣がすばらしいです。
主人公キャシーを演じるキャリー・マリガン、ルースを演じるキーラ・ナイトレイ、トミーを演じるアンドリュー・ガーフィールドとそれぞれの子役たち。
特にキャリー・マリガン。
大げさに感情を出すのではなく、ちょっと眉をひそめたり、口元をゆがめたりすることで、気持ちが伝わるんですよね。
その抑制された表情が、小説の静かな語り口を表現しているように感じました。
キーラ・ナイトレイ。
彼女のちょっとキツイ表情がいつもは苦手なんですが、この役にはぴったりはまってました。
いい女優さんなんだなぁと思いました。
トミーの魂の雄叫びもよかった。
胸に迫ってきました。
残念に思った点は、カセットテープにまつわるさまざまなエピソードが変わってしまっていたところ。
「ベイビー、ベイビー」のところはそのままにしておいて欲しかった・・・
イギリスのあまりに美しい風景の中で静かに展開する、あまりに残酷な物語。
映像化されたことで残酷さが際立つところもあって、人間の身勝手さを痛感してしまうんだけれど、見終わって思うことは、限られた人生を大切に生きなきゃいけない、でした。
長い小説を基にした映画の場合、どうしたって取り上げる部分と切り捨てる部分があって、大切に思っているシーンが入ってなかったりするとがっかりしてしまいますよね。
この映画でもそういうことが全くないわけじゃないんだけれど、話の流れが自然で、映画を観ている間はあーだこーだ考えることなく、集中することができました。
それはやはり、作り手のテクニックなんだとおもいます。
それにね。
やっぱり俳優陣がすばらしいです。
主人公キャシーを演じるキャリー・マリガン、ルースを演じるキーラ・ナイトレイ、トミーを演じるアンドリュー・ガーフィールドとそれぞれの子役たち。
特にキャリー・マリガン。
大げさに感情を出すのではなく、ちょっと眉をひそめたり、口元をゆがめたりすることで、気持ちが伝わるんですよね。
その抑制された表情が、小説の静かな語り口を表現しているように感じました。
キーラ・ナイトレイ。
彼女のちょっとキツイ表情がいつもは苦手なんですが、この役にはぴったりはまってました。
いい女優さんなんだなぁと思いました。
トミーの魂の雄叫びもよかった。
胸に迫ってきました。
残念に思った点は、カセットテープにまつわるさまざまなエピソードが変わってしまっていたところ。
「ベイビー、ベイビー」のところはそのままにしておいて欲しかった・・・
イギリスのあまりに美しい風景の中で静かに展開する、あまりに残酷な物語。
映像化されたことで残酷さが際立つところもあって、人間の身勝手さを痛感してしまうんだけれど、見終わって思うことは、限られた人生を大切に生きなきゃいけない、でした。
by naocco8
| 2011-05-05 00:43
| Movie