2009年 10月 10日
空気人形 |
そうだなぁ。
とても興味深くていろいろ考えさせられたんだけれど、この後味の悪さは何なのだろう。
是枝監督の映画を見たのは3本目。
そして毎度思うのだけれど、人間を見る目がとても冷静なのね。
言い方を変えれば、情け容赦ない。
この映画に登場する人たちのことをあまりにリアルに感じてしまって、それを”楽しむ”余裕が私にはありませんでした。
柔らかな光、やさしい音楽、美しい人形というか女。
ふんわりとした雰囲気を演出しながら、その中に人間のエゴを浮き立たせてみせる。
上手い監督だなとは思うけれど、その手法が私にはいささか鋭過ぎる感じがしました。
主演のペ・ドゥナは奇跡のようなキャスティングでしたね。
その美しさにはうっとりしました。
無駄の全くない美しい肉体だけれど、ぎすぎすしたところが無く、ほんとうに内側から空気で膨らませたようでした。
下世話な話ですが、鳥肌をたてないようにするのが大変だっただろうな・・・。
夢みるような表情や言葉使いも自然で、全く違和感がありません。
彼女以外のキャスティングはあり得ないと思わせるものがありました。
「心を持つことは苦しいことでした。」
この言葉を思い出すだけで胸が痛くなる。
いまの私にはあまりに辛い映画でした。
とても興味深くていろいろ考えさせられたんだけれど、この後味の悪さは何なのだろう。
是枝監督の映画を見たのは3本目。
そして毎度思うのだけれど、人間を見る目がとても冷静なのね。
言い方を変えれば、情け容赦ない。
この映画に登場する人たちのことをあまりにリアルに感じてしまって、それを”楽しむ”余裕が私にはありませんでした。
柔らかな光、やさしい音楽、美しい人形というか女。
ふんわりとした雰囲気を演出しながら、その中に人間のエゴを浮き立たせてみせる。
上手い監督だなとは思うけれど、その手法が私にはいささか鋭過ぎる感じがしました。
主演のペ・ドゥナは奇跡のようなキャスティングでしたね。
その美しさにはうっとりしました。
無駄の全くない美しい肉体だけれど、ぎすぎすしたところが無く、ほんとうに内側から空気で膨らませたようでした。
下世話な話ですが、鳥肌をたてないようにするのが大変だっただろうな・・・。
夢みるような表情や言葉使いも自然で、全く違和感がありません。
彼女以外のキャスティングはあり得ないと思わせるものがありました。
「心を持つことは苦しいことでした。」
この言葉を思い出すだけで胸が痛くなる。
いまの私にはあまりに辛い映画でした。
by naocco8
| 2009-10-10 23:53
| Movie