2009年 09月 24日
リミッツ・オブ・コントロール |
大好きなジム・ジャームッシュ監督の新作ですからね。
早速観てきました。
でね。
感じたのは”怒り”でした。
世界を支配しようとするものに対する怒り。
大声を出したり泣き叫んだりするのではなく、深く静かな怒り。
繰り返される「人生に意味なんてない」という言葉。
ほんとにその通りだと思うんです。
意味付けしようとすることで、さまざまなものに囚われて、管理されてしまう。
ただ流されていればいいだけなのにね。
冒頭のランボーの詞のように。
そして、人間のそんな心理につけこんで、人々を管理し、支配ようと目論む人たちがいるんです。
ジャームッシュ監督の怒りは、そういう人たちに向けられているんだと思いました。
じゃあ、その支配にどうやって立ち向かうのか。
その答えは、最初に示されています。
ジャームッシュ監督らしい映画でした。
なにしろ画面が美しい。
すっきりと無駄なく、どのシーンも美しい。
登場する役者さんたちも、見たことのある人ばかり。
それぞれ個性的で、でも見事に調和してるんですよね。
それにしても、日本代表工藤夕貴さんは英語が上手いなぁ。
私なりにかなり引き込まれた映画なのですが、気になったのは、監督独特のあのユーモアが今回は控えめだったこと。
どんな時でも人に対する温かさとユーモアを忘れないところが、好きなんだけどな。
そういう意味では、ビル・マーレイってすごい役者さんですよね。
今回のような役でもどこかユーモラスで、でも冷笑的じゃないんだもの。
この映画、わかりやすいとは言い難いものがあります。
でも、見終わってから、あれはこういう意味だったのか、とか、あれはあそこと繋がっているのかも、など、自分なりの想像が広がってきて、しばらく飽きません。
いまも、歩きながらとか電車に揺られながら、気が付くとこの映画のことを考えていたりします。
そういう時間が楽しいんですよね(笑)。
早速観てきました。
でね。
感じたのは”怒り”でした。
世界を支配しようとするものに対する怒り。
大声を出したり泣き叫んだりするのではなく、深く静かな怒り。
繰り返される「人生に意味なんてない」という言葉。
ほんとにその通りだと思うんです。
意味付けしようとすることで、さまざまなものに囚われて、管理されてしまう。
ただ流されていればいいだけなのにね。
冒頭のランボーの詞のように。
そして、人間のそんな心理につけこんで、人々を管理し、支配ようと目論む人たちがいるんです。
ジャームッシュ監督の怒りは、そういう人たちに向けられているんだと思いました。
じゃあ、その支配にどうやって立ち向かうのか。
その答えは、最初に示されています。
ジャームッシュ監督らしい映画でした。
なにしろ画面が美しい。
すっきりと無駄なく、どのシーンも美しい。
登場する役者さんたちも、見たことのある人ばかり。
それぞれ個性的で、でも見事に調和してるんですよね。
それにしても、日本代表工藤夕貴さんは英語が上手いなぁ。
私なりにかなり引き込まれた映画なのですが、気になったのは、監督独特のあのユーモアが今回は控えめだったこと。
どんな時でも人に対する温かさとユーモアを忘れないところが、好きなんだけどな。
そういう意味では、ビル・マーレイってすごい役者さんですよね。
今回のような役でもどこかユーモラスで、でも冷笑的じゃないんだもの。
この映画、わかりやすいとは言い難いものがあります。
でも、見終わってから、あれはこういう意味だったのか、とか、あれはあそこと繋がっているのかも、など、自分なりの想像が広がってきて、しばらく飽きません。
いまも、歩きながらとか電車に揺られながら、気が付くとこの映画のことを考えていたりします。
そういう時間が楽しいんですよね(笑)。
by naocco8
| 2009-09-24 00:44
| Movie