2009年 05月 03日
グラン・トリノ |
『チェンジリング』がすばらしい映画だったのだけれど、それよりも評価が高いと聞いていたので、いったいどんな映画なんだろうと思い、公開されてすぐ観にいきました。
で、やはりすばらしい映画でした。
いま、もっともリアリティのあるさまざまな問題が取り込まれていました。
たとえば戦争によるこころの傷。
白人の街から有色人種の街へと変貌する様と治安の悪化。
人種間の差別感情。
親子のへだたり。
老人の孤独・・・
それがユーモアたっぷりに描かれていて、見ながらクスクス笑ってしまうんですよね。
イーストウッド監督自ら演じるウォルトじいさんの偏屈さったら。
不機嫌極まりない表情で、う~~とうなる姿が最初は嫌みに思えていたのに、話がすすむに従ってだんだん愛おしく思えてくる。
ウォルトじいさんのことが大好きになってくる。
そして、そこから話は急展開していくのです。
私は西部劇というのをこれまであまり見たことがないので想像するしかないのだけれど、おそらく西部劇で描かれたアメリカとアメリカ人に、何かひっかけたものがあるんじゃないかな。
イーストウッド監督と床屋のおやじさん以外は、有名な俳優は出てきません。
それでこんな映画が作れるんですね。
お隣のスーちゃんがどんどん魅力的に感じられるようになっていくところなんか、技だなぁと思いました。
いま、この文章を打ちながら映画のことを思い出して、エンドロールの曲を頭の中で流しながら、あらためてグッときています。
見に行くときは、ハンカチを忘れずにね。
で、やはりすばらしい映画でした。
いま、もっともリアリティのあるさまざまな問題が取り込まれていました。
たとえば戦争によるこころの傷。
白人の街から有色人種の街へと変貌する様と治安の悪化。
人種間の差別感情。
親子のへだたり。
老人の孤独・・・
それがユーモアたっぷりに描かれていて、見ながらクスクス笑ってしまうんですよね。
イーストウッド監督自ら演じるウォルトじいさんの偏屈さったら。
不機嫌極まりない表情で、う~~とうなる姿が最初は嫌みに思えていたのに、話がすすむに従ってだんだん愛おしく思えてくる。
ウォルトじいさんのことが大好きになってくる。
そして、そこから話は急展開していくのです。
私は西部劇というのをこれまであまり見たことがないので想像するしかないのだけれど、おそらく西部劇で描かれたアメリカとアメリカ人に、何かひっかけたものがあるんじゃないかな。
イーストウッド監督と床屋のおやじさん以外は、有名な俳優は出てきません。
それでこんな映画が作れるんですね。
お隣のスーちゃんがどんどん魅力的に感じられるようになっていくところなんか、技だなぁと思いました。
いま、この文章を打ちながら映画のことを思い出して、エンドロールの曲を頭の中で流しながら、あらためてグッときています。
見に行くときは、ハンカチを忘れずにね。
by naocco8
| 2009-05-03 00:10
| Movie